これで納得!信用取引のカラクリについて

そもそも信用取引でどんな株取引なの?

証券市場などのニュースでたまに耳にする「信用取引」と呼ばれる取引手法。株式市場などに関与したことがなければ、どのような取引なのか全く分からない人が大半でしょう。 信用取引とは簡単に言えば、一定の保証がある人が証券会社や証券取引所から資金や株を借り、それを元手として株取引を行うものです。「一定の保証がある」という点が信用取引の重要なカラクリで、これによって一般的には資金の3倍規模の取引が行えるようになります。株式などの金融取引においては、市場に投入する資金の規模により得られる利益が左右されるため、信用取引は現物取引よりも効率的により多くの利益を得ることができる取引だと言えます。一方で損失も拡大しやすいため、その運用には細心の注意を払う必要があります。

なぜ少額の委託証拠金で取引ができるの?

信用取引における「一定の保証」とは、具体的に『委託証拠金』と呼ばれるお金を専用の口座に必要額入金していることを指します。 ではなぜ、信用取引において委託証拠金の3倍の取引が認められるのでしょうか。それは、委託証拠金の捉え方に理由があります。委託証拠金とは資金や株を借りるための原資ではなく、借りた資金や株が取引によって毀損した際の損失を穴埋めする資金として用いられます。つまり、必要な額だけ委託証拠金が入金してあるということは、「どれだけ損失が出たとしても、借りた資金や株を借りたままの価値で返却できるだけの補填費用がありますよ」ということを指しています。そして、想像以上の大幅な損失によってそうした認識に懸念が生じた場合に起きるのが、『追証』と呼ばれる追加の委託証拠金入金の義務なのです。